識別コード | 8102-0093 |
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資料名 | 形見の硬貨 |
資料名(英語) | Coins as mementos |
寄贈者(カナ) | 西村 園子(ニシムラ ソノコ) |
寄贈者(英語) | Sonoko Nishimura |
受入年月日 | 2009/08/06 |
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) | |
寸法(その他) | 20φ×1(一銭)、21φ×1(十銭)、19φ×1(五十銭)、25φ×1(寛永通宝)、15φ×1(一銭) |
被爆地(旧町名) | 舟入本町 |
被爆地(現町名) | 舟入本町 |
爆心地からの距離(m) | 1700 |
数量 | 5 |
内容 | 日丸園子(ひまる そのこ)さん(当時15歳)は、日本発送電中国支店技能者養成所寮の仕事をしていた両親とともに、舟入本町の社宅に住んでいた。8月6日、園子さんは勤務先で被爆、軽傷を負った。7日早朝に両親を捜しに行くと、自宅はすっかり焼け落ちていた。9日、兄姉らと一緒に再び自宅焼け跡に行き、助かった養成所の生徒から、涙ながらに、父・伊智二(いちじ)さん(当時56歳)が、倒壊した建物の下敷になったこと、「助けてくれ」と叫ぶ伊智二さんを生徒さん達が引っ張り出そうとしたが、どうしても助けることが出来なかったことを知らされた。「おじさんはこの辺りに倒れておられました」と指さされた所を掘ると、真っ白に焼けた伊智二さんの骨が出てきた。また寮の舎監夫婦の話から、母・トシコさん(当時55歳)も建物の下敷になり、遺体処理作業で、完全に焼けず一部が焼け残った遺体がトシコさんだと分かった。園子さんらは、伊智二さんの白骨と、トシコさんの頭蓋骨をバケツに入れ、持ち帰った。この硬貨はその時に拾って持ち帰ったもので、すべてが焼けてしまい何も残っていない中、唯一の形見として今まで大事にしていた。 |
ブロック別 | 吉島・舟入・観音地区 |
展示説明文 | |
展示説明文(英語) | |
資料性質 | 被爆資料 |