識別コード |
7205-0027 |
資料名 |
体内から取り出されたガラス片 |
資料名(英語) |
Glass fragment removed from a person’s body |
寄贈者(カナ) |
三浦 志津江(ミウラ シズエ) |
寄贈者(英語) |
Shizue Miura |
受入年月日 |
2007/08/02 |
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) |
17×10×1 |
寸法(その他) |
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被爆地(旧町名) |
皆実町一丁目 |
被爆地(現町名) |
皆実町一丁目 |
爆心地からの距離(m) |
2000 |
数量 |
1 |
内容 |
真光重登さんの顎から摘出されたガラス片。重登さんは、皆実町一丁目の自宅で被爆。全身にガラス片を浴びた。小さなものは取り除いたが、これは顎に突き刺さって肉が盛り上がり、やがて一部が出てきたものを妻のフジエさんが取り除いた。爆風で自宅は大破し、2階にいた父親の豊守恒三郎さんは天井が抜けて下に落ち、母親は血便が出るなどの症状が出たが、医者も薬もなく治療も受けることができなかった。外出中だったフジエさんは被っていた防空頭巾には火がつき、両手には大火傷を負った。千田国民学校に勤務しており、前日の8月5日から学童疎開先の大朝町に赴任していた志津江さんは家族の消息を求めて市内へ戻り、人影もない真っ暗な中、比治山橋のたもとでぽつんと明りがついているのを見つけ、何か家族の手がかりが得られないかとそこへ立ち寄ると、そこは重登さんの経営していた真光旅館の焼け跡で、焼け残ったレンガの塀に筵を囲って一家4人がいるのと再会することができた。戦後は食べるものもなく、大変な苦労をした。 |
ブロック別 |
皆実・宇品地区 |
展示説明文 |
寄贈者の義兄・真光重登さん(しんこう しげと)は自宅で被爆。爆風で自宅は大破し全身にガラス片を浴びました。小さなものは取り除きましたが、このガラス片はあごに深く突き刺さっていたもので、一部が表面に出てきたところを妻のフジエさんが取り出しました。 |
展示説明文(英語) |
Shigeto Shinko, the donor's brother-in-law, was exposed at home and was showered with broken glass. He removed the small pieces, but this large fragment deeply pierced his chin. His wife Fujie was able to remove it by pulling on the small portion that was sticking out. |
資料性質 |
被爆資料 |