| 識別コード | 7202-0001 |
|---|---|
| 資料名 | 中学生の残したツメと皮ふ |
| 資料名（英語） | Nails and skin left by a junior high student |
| 寄贈者（カナ） | 手島 栄（テシマ サカエ） |
| 寄贈者（英語） | Sakae Teshima |
| 受入年月日 | |
| 寸法（幅×高さ×奥行）（mm） | |
| 寸法（その他） | 40他 |
| 被爆地（旧町名） | 中島新町 |
| 被爆地（現町名） | 中島町 |
| 爆心地からの距離（m） | 600 |
| 数量 | |
| 内容 | 県立広島第二中学校1年生の手島範明さん(当時12歳)は、学徒動員先の建物疎開作業現場で被爆､猛火を逃れるため川に飛び込んだ｡たくさんの同級生たちが流れに飲み込まれたが､火傷を負った手で必死で土手を這い上がり､自宅を目指した｡途中で動けなくなった範明さんを知人が発見､全身焼け爛れ､変わり果てた姿で自宅に運び込まれた｡範明さんは喉の渇きに耐えかね､爪の抜け落ちた指先からしたたる体液をすすった｡母親のミヤコさんが懸命に看病したが､一晩中苦しみ抜いて翌7日に死亡した。この爪と皮膚は､ミヤコさんが､召集中の父親への形見として残したもの｡ともに被爆した三百数名の同級生全員が､原爆により死亡している｡ |
| ブロック別 | 吉島・舟入・観音地区 |
| 展示説明文 | 県立広島第二中学校1年生の手島範明さんは、建物疎開作業現場で被爆しました。全身の皮ふがたれ下がるほどの大火傷を負い、友人に助けられて自宅にもどりました。喉の渇きに耐えかねてか、ツメのはがれた指先から出るウミを吸ったということです。苦しみながら、翌8月7日死亡しました。母親がツメと皮ふの一部を召集中の父親への形見として残しました。 |
| 展示説明文（英語） | Noriaki Teshima was a first-year student at Second Hiroshima Prefectural Junior High School. He was exposed to the bomb at his building demolition work site. He suffered major burns over his entire body, to the extent that his skin was dangling in tatters. With the help of a friend he returned home. Suffering from terrible thirst, he is said to have tried to suck the pus from his raw, nail-less fingers. He died in agony on August 7. His mother kept his fingernails and part of his skin to show his father, who had not returned from the war. |
| 資料性質 | 被爆資料 |