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被爆資料

識別コード 7102-0038
資料名 松葉杖
資料名(英語)
寄贈者(カナ) 秋政 峯子(アキマサ ミネコ)
寄贈者(英語) Mineko Akimasa
受入年月日 2003/11/14
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 1100×180×30
寸法(その他)
被爆地(旧町名) 鶴見町
被爆地(現町名) 鶴見町
爆心地からの距離(m) 1600
数量 1
内容 母親の升川貴志栄さん(当時47歳)は、義勇隊の女子隊長として建物疎開作業中に被爆した。爆風で約300メートルも飛ばされ、気づいた時には、口には土や砂がいっぱいに入り、前歯が折れていた。閃光でやけどを負い、右足も骨折して立てず、迫り来る火の中、もう逃げられないと覚悟した貴志栄さんだったが、そこへ飛ばされてきた古い松葉杖にすがって、どうにか山根町の自宅へ帰ることが出来た。貴志栄さんの長男で、県立広島第一中学校1年生だった宗利さん(当時12歳)は、雑魚場町の学校で被爆、現在も行方不明のまま。貴志栄さんは、この松葉杖を宗利さんがくれて、それで自分が助かったような気がして、戦後もずっと大切に保管していた。
ブロック別 国泰寺・千田地区
展示説明文 升川貴志栄さん(ますかわ きしえ 当時47歳)は、義勇隊の女子隊長として建物疎開作業中に被爆しました。貴志栄さんは大けがを負い、迫り来る火の中、もう逃げられないと覚悟しましたが、そこへ飛んできたこの松葉づえにすがりながら、自宅へ帰ることができました。貴志栄さんは、被爆死した長男の宗利さん(むねとし 当時12歳)が、自分を助けるためにこの松葉づえをくれたような気がしたといい、戦後も大切にしていました。
平成15年度寄贈資料新着展キャプション
展示説明文(英語) Kishie Masukawa (then, 47) was exposed while demolishing buildings as a Volunteer Corps unit head. She was so gravely injured that when the fires approached, she prepared to die. However, she found this crutch, which had been blown nearby, and somehow made it home. She always felt that the crutch was a gift from her oldest son Munetoshi (then, 12), who died in the bombing. Mineko preserved it carefully.
平成15年度寄贈資料新着展キャプション
資料性質 被爆資料

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