menu

トップページ被爆資料消息が書かれた瓦

被爆資料

識別コード 5201-0064
資料名 消息が書かれた瓦
資料名(英語) Message on a roof tile
寄贈者(カナ) 佐藤 亨(サトウ トオル)
寄贈者(英語) Toru Sato
受入年月日 1994/08/15
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 260×250×50
寸法(その他)
被爆地(旧町名) 東胡町
被爆地(現町名) 胡町
爆心地からの距離(m) 1000
数量 1
内容 佐藤亨さん(当時18歳)は、当時立命館専門学校の1年生で、学徒動員で作業のため奈良県にいた。8月9日朝7時頃に広島に帰りつき、東胡町の自宅の土間跡で、兄嫁の敦子さん(当時31歳)が家族5人の消息を瓦に炭で書いて残しているのを発見した。瓦には「佐藤家、敦子元気 邦子死 父 達美 一江 不命」等が書かれていた。自宅には敦子さんと娘の邦子さん(当時6歳)がおり、敦子さんは無傷だったが、中庭でままごと遊びをしていた邦子さんは爆風で倒壊した家の下敷きになった。火の廻りが早く、「おかあちゃん」と泣き叫ぶ邦子さんを敦子さんはどうすることも出来なかった。その敦子さんも、9月4日に「邦子!邦子!」と叫びながら亡くなった。
ブロック別 銀山・幟地区
展示説明文 被爆当時広島県外にいた佐藤亨さん(当時18歳)は、8月9日に自宅跡で家族の消息が書かれた瓦を見つけました。瓦には「佐藤家 敦子 元気 邦子死 父 達美 一江 不明」などと書かれていました。
展示説明文(英語) Toru Sato (then 18) was out of Hiroshima Prefecture at the time of the atomic bombing. When he looked for his family in the ruins of their house on August 9, he found this roof tile is: "Sato family, Atuko well, Kuniko dead, Father, Tatsumi, Kazue unknown."
資料性質 被爆資料

戻る

Page Top