| 識別コード | 3504-0023 |
|---|---|
| 資料名 | 財布 |
| 資料名（英語） | Wallet |
| 寄贈者（カナ） | 澤田 イチヨ（サワダ イチヨ） |
| 寄贈者（英語） | Ichiyo Sawada |
| 受入年月日 | 1983/01/07 |
| 寸法（幅×高さ×奥行）（mm） | 100×10×85 |
| 寸法（その他） | |
| 被爆地（旧町名） | |
| 被爆地（現町名） | |
| 爆心地からの距離（m） | |
| 数量 | 1 |
| 内容 | 女子挺身隊員だった澤田千代子さん(当時18歳)は、動員先の工場に出勤後、被爆し、行方不明となった。自宅で被爆し、倒壊した家屋からなんとか逃げだした父親の静馬さんと母親のイチヨさん(当時33歳)は、帰らぬ娘を心配し、毎日廃虚となった街を捜し歩いた。10月1日、安佐郡飯室の村役場から、千代子さんの遺骨を取りに来るようにとの通知があり、8月10日に広島第一陸軍病院飯室分院で亡くなったという千代子さんの遺骨とこの遺品を受け取った。市立第一高等女学校2年生だった妹の美代子さん(当時15歳）も動員先で死亡し、澤田さん夫婦は、二人しかいない子どもを一度に失った。 |
| ブロック別 | |
| 展示説明文 | 寄贈／澤田イチヨ氏 女子挺身隊員だった澤田千代子さん(当時18歳)は､動員先の工場に出勤後､被爆し､行方不明となりました｡自宅で被爆し､倒壊した家屋からなんとか逃げだした父親の静馬さんと母親のイチヨさん(当時33歳)は､帰らぬ娘を心配し､毎日廃虚となった街を捜し続けました｡10月1日になって安佐郡飯室の村役場から､千代子さんの遺骨を取りに来るようにとの通知がありました｡千代子さんは､8月10日に広島第一陸軍病院飯室分院で亡くなっており､両親は千代子さんの遺骨とこの遺品の財布を受け取りました｡市立第一高等女学校2年生だった妹の美代子さん(当時15歳)も動員先で死亡し､澤田さん夫婦は､2人しかいない子どもを一度に失いました｡ |
| 展示説明文（英語） | Donation / Ichiyo Sawada After she left for the factory where she had been mobilized as a member of the Girls Volunteer Corps, Chiyoko Sawada (then, 18) encountered the bombing and disappeared. Father Shizuma managed to crawl out from the destroyed house. Worried when their child failed to return, he and mother Ichiyo (then, 33) entered the ruined city daily to search for her. On October 1, they received notice from the Imuro Village office (Asa-gun) to come and collect Chiyoko's remains. Chiyoko had died at the Imuro Branch of the First Hiroshima Army Hospital on August 10th. Her parents went to the hospital and took home her bones and wallet as keepsakes. Their younger daughter Miyoko (15), a second-year student at First Municipal Girls High School, had also perished at her mobilization site. The Sawada's lost both of their children. |
| 資料性質 | 被爆資料 |