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被爆資料

識別コード 3501-0046
資料名 腕時計
資料名(英語) Wristwatch
寄贈者(カナ) 原田 勇(ハラダ イサム)
寄贈者(英語) Isamu Harada
受入年月日 2006/11/14
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 23×26×5
寸法(その他)
被爆地(旧町名) 白島東中町
被爆地(現町名) 白島中町
爆心地からの距離(m) 1800
数量 1
内容 広陵中学校2年生の原田勇さん(当時14歳)は学徒動員先である鶴見橋付近の建物疎開作業現場で被爆した。ちょうど作業前で、防空ごう内で荷物を下ろしている最中だったため、熱線は直接浴びなかったものの、爆風で身体ごと吹き飛ばされた。いったん郊外に避難したが、6日の夜のうちに自宅のある白島に戻り、家族に再会することができた。一方自宅では、両親と、勇さんの弟妹5人合わせて7人が被爆した。一瞬上に吸い上げられるような感じがした後、自宅建物は一気に倒壊した。父親の信さんが次々と家族を掘り出し、家族全員で、燃えはじめた自宅を逃げだした。長寿園土手に避難し、信さんが見つけてきた蚊帳をつって、近所の人と戻ってきた勇さんを含め9人で、終戦までひとつの蚊帳で生活した。この時計は両親から中学校の進学祝に贈られたもの。ロンジン製で、大事にしていたため、作業には持っていかず、自宅の机上に置いてでかけた。被爆から数日後、自宅焼け跡で見つけ持ち帰った。焼け跡で発見したときには、針がついており、8時15分をさしていた。
ブロック別 基町・白島地区
展示説明文 広陵中学校2年生の原田勇さん(当時14歳)は、建物疎開作業現場で被爆し、爆風で吹き飛ばされました。自宅では、両親と勇さんの弟妹、7人が被爆。自宅建物は一気に倒壊しました。父親の信さんが次々と家族を助け出し、家族全員で、燃え始めた自宅から逃げ出しました。この時計は、勇さんが自宅の机に置いて出掛けたもので、被爆から数日後、自宅焼け跡で見つけ出しました。
展示説明文(英語) Isamu Harada (then, 14) was a second-year student at Koryo Junior High School. He was exposed to the bomb at his demolition worksite and was blown several meters by the blast. His parents and five siblings were exposed at home. Their house collapsed immediately. Their father Shin helped other family members out of the house one after the next, and all escaped as the house started to burn. Isamu left this wristwatch at home and found it a few days later in the burnt ruins of the house.
資料性質 被爆資料

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