識別コード 3402-0012
資料名 熱線を浴びたトランク
資料名(英語) Trunk burned by heat ray
寄贈者(カナ) 中村 博(ナカムラ ヒロシ)
寄贈者(英語) Hiroshi Nakamura
受入年月日 2008/01/23
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 640×360×170
被爆地(旧町名) 段原大畑町
被爆地(現町名) 的場町二丁目
爆心地からの距離(m) 1900
数量 1
内容 府中中学校2年生の中村博さん(当時13歳)は、芦品郡から広島第一機関区へ学徒動員されていた。段原大畑町にあった寮に入り、そこから動員先へ通っていたが、被爆当日は体調を崩して作業を休み、玄関にいたときに被爆した。爆発音と共に外に飛び出したが目の前が真っ暗になりしばらくの間立ちすくんでいた。何分か経ち、火災の明りで周囲が見えるようになり、寮が燃えているのに気がついた中村さんは慌てて2階の自室に行き、全財産の入った大切なトランクを持ち出した。トランクは窓際の机の上に置いていたため、ガラス越しに熱線を浴びたところが焦げていた。幸い中村さんはほとんど外傷もなかったが、寮長とその家族が住んでいた寮の爆心地側に立っていた建物は倒壊、寮長一家は亡くなった。第一機関区へ向かった中村さんは、そこで矢賀へ行くように指示されて、7日8日と救護活動などを行った。8日の昼頃芸備線が復旧したので実家へ帰るようにと言われ、8日夜10時頃ようやく芦品郡阿字村の実家に帰ることが出来た。
ブロック別 比治山・仁保地区
展示説明文 県東部の芦品郡の府中中学校2年生の中村博さん(当時13歳)は、広島第一機関区へ学徒動員されていました。8月6日、博さんは体調を崩し、作業を休んでいたため寮で被爆。幸いケガはなく爆発音とともに外に飛び出しましたが、目の前は真っ暗でしばらくの間立ちすくんでいました。火災の明るさで周囲が見えるようになると、寮が燃え始めており、中村さんは慌てて2階の自室から、全財産の入った大切なトランクを持ち出しました。トランクは、窓際の机の上に置いていたため、ガラス越しに熱線を浴びたところが焦げていました。中村さんは7・8日と救護活動などを行って、8日夜ようやく実家に帰ることができました。
展示説明文(英語) Hiroshi Nakamura (then, 13), a second-year student at Fuchu Junior High School in Ashina-gun of the Eastern Prefecture Region, was mobilized to work in the Hiroshima First Engine Depot. Since Hiroshi was feeling ill on August 6 and took the day off from work, he was in the dormitory when the A-bomb detonated. Luckily escaping without injury, he rushed outside when he heard the blast but had to remain motionless for some time as he found himself in complete darkness. By the light of fires burning all around him, he saw the dormitory catching fire. This caused him to run up to his room on the second floor to retrieve the highly prized trunk where he kept all of his possessions. The trunk had been sitting on a desk by the window and had been struck by the heat ray passing through the glass, partially burning it. Hiroshi helped with relief activities throughout August 7 and 8, finally returning home on the night of August 8.
資料性質 被爆資料


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