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被爆資料

識別コード 3402-0006
資料名 革製トランク
資料名(英語) Trunk
寄贈者(カナ) 妙護寺 豊一(ミョウゴジ トヨイチ)
寄贈者(英語) Toyoichi Myogoji
受入年月日 1974/09/21
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 570×300×150
寸法(その他)
被爆地(旧町名) 広瀬北町
被爆地(現町名) 広瀬北町
爆心地からの距離(m) 1100
数量 1
内容 妙護寺豊一さんは、広瀬北町の自宅で被爆、爆風で倒壊した家屋の下敷となった。背中に大けがを負いながらも死力をつくして這い出した後、自宅は延焼した。何を思ったのか、空のトランクだけを持って逃げ、横川橋南詰で休んでいるとき、急に大粒の雨が激しく降り出して豊一さん自身もトランクも濡れた。これが、放射能を含んだ黒い雨であることは、後に知った。妙護寺さんは、被爆から1か月後頃から体調を崩し、歯茎から出血、歯がなくなってしまった。
ブロック別 十日市・中広地区
展示説明文 妙護寺豊一さんは、自宅で被爆し、爆風で倒壊した家屋の下敷となりました。背中に大けがを負いながらも力をつくしてはい出した後、自宅に炎が上がりました。なぜか空のトランクだけを持って逃げ、橋の上で休んでいるとき、急に大粒の雨が激しく降り出して豊一さんもトランクも濡れました。これが、放射能を含んだ黒い雨であることは、後に知りました。ドカーン、ドカーンという音がたびたび聞こえ、電車は燃え、川向こうでは学校も燃えていました。
妙護寺さんは、被爆から1か月後から体調を崩し、歯茎から出血、歯を失いましたが、命はとりとめました。
展示説明文(英語) Toyoichi Myogoji was exposed at home and trapped under the house when it was crushed by the blast. His back was severely injured, but by exerting all his strength he was able to crawl out just before his house burst into flame. For some reason, he fled taking nothing but this empty trunk. As he rested on a bridge, huge drops of rain suddenly began to pour down; both Toyoichi and the trunk were soaked. He learned only later that this black rain was contaminated by radiation. He heard many loud explosions and saw streetcars on fire. A school was burning across the river.
A month after the bombing, his health deteriorated badly. He began bleeding from his gums, his teeth fell out, but he survived.
資料性質 被爆資料

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