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被爆資料

識別コード 3402-0004
資料名 図嚢
資料名(英語) Briefcase
寄贈者(カナ) 松井 タカ(マツイ タカ)
寄贈者(英語) Taka Matsui
受入年月日 1983/07/19
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 215×75×195
寸法(その他)
被爆地(旧町名) 木挽町
被爆地(現町名) 中島町
爆心地からの距離(m) 550
数量 1
内容 寄贈者松井タカさん(当時47歳)の夫福市さん(当時53歳)は、職場(広島瓦斯株式会社)からの動員で木挽町の建物疎開作業に出かけ被爆死した。この図嚢だけが会社に引き揚げられており、裏側に残っていた「松井福市」の名で、福市さんのものと判明した。タカさんは、焼け野原の街で帰らぬ夫を懸命に捜し続けたが、遺骨すら見つからなかった。遺骨代わりとなったこの図嚢は、アルミ製の弁当箱を入れていた部分が焼失している。舟入本町の自宅で被爆したタカさんと五男の敏明さん(当時4歳)は、倒壊した家の下敷きとなり、タカさんはなんとか脱出したが、敏明さんはどうすることもできないまま亡くなった。
ブロック別 吉島・舟入・観音地区
展示説明文 松井タカさん(当時47歳)の夫福市さん(当時53歳)は、職場からの動員で建物疎開作業に出かけ被爆しました。タカさんは、帰らぬ夫を懸命に捜しましたが、見つかりませんでした。このかばんだけが会社に引き揚げられており、裏側に書かれていた「松井」の名前で、福市さんのものと判明しました。遺骨代わりとなったこのかばんは、アルミ製の弁当箱を入れていた部分が焼失しています。
展示説明文(英語) Taka Matsui's (then,47) husband Fukuichi (then, 53), mobilized from his workplace, was on his way to a building demolition work site when he was exposed to the bomb. Taka searched desperately but futilely for her husband. This briefcase was returned to his company and identified by the name Matsui written on the back. The part which held his aluminum lunch box burned in the fires. For the family, Fukuichi's briefcase took the place of the remains that were never found.
資料性質 被爆資料

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