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被爆資料

識別コード 3109-0013
資料名 赤十字の腕章
資料名(英語) Red Cross Armband
寄贈者(カナ) 田中 セツ子(タナカ セツコ )
寄贈者(英語) TANAKA Setsuko
受入年月日 2002/10/16
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 170×110
寸法(その他) (ひもを含む400×110)
被爆地(旧町名) 江波町
被爆地(現町名) 江波南1丁目
爆心地からの距離(m) 3600
数量 1
内容 看護婦の末岡セツ子さん(当時26歳)は、山口県宇部市から召集され、広島陸軍病院江波分院に勤務していた。病院内で被爆、大量のガラス破片を浴び、頭を負傷した。そのまま泊り込みで、押し寄せてくる被爆者の救護にあたった。薬品はすぐ底をつき、海水から精製した塩で生理食塩水を作り、点滴を行った。また、全身にガラスが刺さり、横たわることもできず、一晩中泣き明かす患者を励まして回った。病院は患者と家族を捜しにきた人々で混乱を極めた。懸命な救護活動にもかかわらず、次々と患者は死亡し、末岡さんらも死体運搬を行った。この腕章は、外出をするときに着けていたもので、死体運搬作業のときも着用していた。
ブロック別 吉島・舟入・観音地区
展示説明文 山口県宇部市から召集されていた看護婦の末岡セツ子さん(当時26歳)は、広島陸軍病院江波分院内で被爆しました。大量のガラス片を浴び、頭を負傷しましたが、そのまま泊り込みで押し寄せてくる被災者の救護にあたりました。懸命な救護活動にもかかわらず、次々と患者は死亡し、末岡さんらも遺体の運搬を行いました。この腕章は、外出時に着用していたもので、遺体を運ぶときにも着けていました。
展示説明文(英語) Setsuko Sueoka (then, 26), a nurse called up from Ube City, Yamaguchi Prefecture, was exposed at the Eba Branch of Hiroshima First Army Hospital. Countless glass fragments pierced her body and her head was injured. Ignoring her own injuries, she nursed the huge influx of survivors day and night. Despite her assiduous care, the patients died one after another. Setsuko and the other nurses helped to carry out the corpses. She wore this arm badge when she went out for corpse transport and other tasks.
資料性質 被爆資料

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