| 識別コード | 3102-0089 |
|---|---|
| 資料名 | ズボン |
| 資料名（英語） | Trousers |
| 寄贈者（カナ） | 宮谷 潤吉（ミヤタニ ジュンキチ） |
| 寄贈者（英語） | Junkichi Miyatani |
| 受入年月日 | 2003/03/17 |
| 寸法（幅×高さ×奥行）（mm） | 550×990 |
| 寸法（その他） | |
| 被爆地（旧町名） | 基町 |
| 被爆地（現町名） | 基町 |
| 爆心地からの距離（m） | 700 |
| 数量 | 1 |
| 内容 | 広島に召集されていた宮谷正徳さん(当時28歳)は、兵舎の門をくぐったところで被爆した。8月11日、知らせを受けた父の鹿一さん(当時50歳)と妻の節代さん(当時26歳)らは、尾道市から駆けつけ、12日に福屋に収容されていた正徳さんを発見した。背中、頭、顔に大火傷を負った正徳さんは、埃だらけの床に、大した治療も受けず転がっていた。鹿一さんらは、大柄な正徳さんを背負い必死で家へ連れ帰った。しかし正徳さんは、「殺して下さい」と頼むほど苦しみ、13日見守っていた皆にお礼をいい、娘の順子さん(当時1歳)をよろしく頼むと言い残して息を引き取った。これは当日身につけていたもの。 |
| ブロック別 | 基町・白島地区 |
| 展示説明文 | 身に着けていたズボンと負傷状況及び名前を記した紙片 爆心地から700m 基町 宮谷潤吉寄贈 広島に召集され被爆した宮谷正徳さん(当時28歳)は頭や顔、背中に大火傷を負いました。知らせを受けた父親と正徳さんの妻が8月11日に尾道市の自宅から広島市内へ向かい、翌日に福屋百貨店に収容されていた正徳さんを発見しました。正徳さんは埃だらけの床に十分な治療を受けることもなく横たわっていました。父親と妻が自宅へ連れ帰り、家族が懸命に看病しましたが 正徳さんは「殺してください」と頼むほど苦しみました。8月13日、見守っていた人たちにお礼を言い、娘のことを託して息を引き取りました。 紙片は収容先で正徳さんの頭に付けられていたものです。 （2019年本館常設展示） |
| 展示説明文（英語） | Trousers worn at the time of the bombing and a piece of paper stating name and condition 700 m from the hypocenter Moto-machi Donated by Junkichi Miyatani Having been drafted in Hiroshima, Masanori Miyatani (28) was exposed to the bombing in the city. He suffered severe burns on his head, face, and back. Learning of Masanori’s whereabouts, his father and wife, who lived in Onomichi, entered Hiroshima to search for him. The next day, they found him in Fukuya Department Store. He was lying on the dusty floor without adequate treatment. They took him home and did all they could for him. Masanori’s pain was so agonizing that he begged, “Kill me, please.” On August 13, after thanking all who were caring for him and asking them to look after his daughter, he took his last breath. This paper was placed on Masanori’s head in the relief station. (2019 Main Building) |
| 資料性質 | 被爆資料 |