| 識別コード | 3101-0207 |
|---|---|
| 資料名 | 学生服 |
| 資料名（英語） | School uniform |
| 寄贈者（カナ） | 山根 祥子（ヤマネ サチコ） |
| 寄贈者（英語） | YAMANE Sachiko |
| 受入年月日 | 2014/11/26 |
| 寸法（幅×高さ×奥行）（mm） | 850×510 |
| 寸法（その他） | |
| 被爆地（旧町名） | 東白島町 |
| 被爆地（現町名） | 東白島町 |
| 爆心地からの距離（m） | 1,300 |
| 数量 | 1 |
| 内容 | 崇徳中学校2年生だった山根省二郎さん(当時14歳)は、自宅近くの東白島町で被爆。普段は動員学徒として建物疎開作業に動員されていたが、7月末頃、古釘を踏み抜き負傷した省二郎さんは8月5日に手術を受け、通院のため電車に乗ろうと電停に向かっていたときに被爆したのだった。右側後ろから閃光を浴び、服を着ていなかった首や手の甲には大やけどを負った。気づいたときには、何かの下敷きになっていたが、助けられて自宅へ戻ると、壊れた家の中で、母のサナエさん(当時36歳)が水屋の下敷きになっていた。母を助け出したところへ、分散授業のため近所のお寺に行っていた弟の博之さん(当時8歳)が無傷で帰ってきた。3人は地区の避難先とされていた西原方面へ向けて逃れたが、火煙に包まれて進めず、省二郎さんの友人宅があった戸坂を目指した。そこで、一晩だけ泊めてもらい、サナエさんの実家に向かうつもりだったが、省二郎さんが体調を崩して動くことができなくなり、生死をさまようような闘病生活が始まった。20日余りそこでお世話になり、省二郎さんはどうにか1946年(昭和21年)2月復学するまでに回復した。 |
| ブロック別 | 基町・白島地区 |
| 展示説明文 | 学生服 寄贈／山根祥子氏 （山根省二郎さんの妻） 爆心地から約1,300m 東白島町 崇徳中学校2年生だった山根省二郎さん(当時14歳)が、被爆時に着ていた学生服です。 省二郎さんは、電停に向かっていたときに被爆しました。右後ろから閃光を浴び、首や手の甲に大火傷を負いました。 壊れた家の中では、母のサナエさん(当時36歳)が水屋の下敷きになっていました。省二郎さんがサナエさんを助け出したところへ、近所のお寺に行っていた弟(当時8歳)が帰ってきました。 3人は避難先へ行こうとしましたが、火けむりに包まれて進めず、省二郎さんの友人宅を目指しました。そこで一晩だけ泊めてもらうつもりでしたが、省二郎さんは体調を崩し、動くことができなくなりました。生死の境をさまよいましたが、どうにか回復した省二郎さんは、その後もこの学生服を大事に保管していました。 |
| 展示説明文（英語） | School uniform Donated by Sachiko Yamane (Shojiro's wife) Approx. 1,300 m from the hypocenter Higashi-hakushima-cho This is a school uniform that Shojiro Yamane (then, 14), a second-year student at Sotoku Junior High School, was wearing on August 6. Shojiro was exposed to the atomic bomb when he was walking to a streetcar stop. He was struck by a flash of light from behind, on his right, and was severely burned on the neck and the back of his hands. His mother Sanae (then, 36) was trapped under a cupboard inside the collapsed house. When Shojiro pulled her out, his younger brother (then, 8) came home from the nearby temple. The three tried to reach an evacuation site. The fire and smoke prevented them from proceeding, so they went to a house of Shojiro's friend. They just wanted a one-night stay. However, Shojiro fell sick and could not move from there. He was on the verge of life and death, but survived and eventually got well again. He kept this uniform with care in his later life. |
| 資料性質 | 被爆資料 |