識別コード | 3101-0200 |
---|---|
資料名 | 黒い雨の染みが残る体操シャツ |
資料名(英語) | Gym uniform with stains from black rain |
寄贈者(カナ) | 松宮 豊子(マツミヤ トヨコ) |
寄贈者(英語) | Toyoko MATSUMIYA |
受入年月日 | 2012/10/20 |
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) | 690×450 |
寸法(その他) | |
被爆地(旧町名) | 東観音町二丁目 |
被爆地(現町名) | 東観音町 |
爆心地からの距離(m) | 1350 |
数量 | 1 |
内容 | 西高等女学校専攻科だった久保田豊子(くぼた とよこ)さん(当時16歳)は、学校の校舎2階で被爆した。集合時間前で、友達と話をしている最中だった。道路側の窓がピカッと光り、反射的に顔をそむけた途端、校舎がぐらぐらと崩れた。机の部品で顔を打ち血が流れた。気がつくと2階の天井の下敷きになっていた。何とか抜け出し、運動場に避難した。しばらくすると、学校の敷地内で火柱が上がった。校舎の下敷きになった生徒たちが、「先生助けてー!!」と言うのが聞こえたが、どうすることもできなかった。避難する時に黒い雨が降った。その夜は臨時の避難所で一泊した。死者に囲まれ、重傷の人々が遺言を残していたが、あまりのショックに茫然としていた。自宅に戻って、しばらく体のだるさを感じていた。心配した母親に病院に連れて行かれ、母親の血を輸血してもらった。母親は病院の先生から「そんなに輸血したらあなたが倒れる」と言われても「私は構わない」と、何度も輸血をしてくれた。貧血で発熱、寝込んだが、それ以上の悪化はなかった。このシャツは被爆時に着ていたもので、前面に黒い雨の染みが残っている。 |
ブロック別 | 吉島・舟入・観音地区 |
展示説明文 | |
展示説明文(英語) | |
資料性質 | 被爆資料 |