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被爆資料

識別コード 3101-0115
資料名 学生服
資料名(英語) Student Uniform
寄贈者(カナ) 原田 高史(ハラダ タカシ)
寄贈者(英語) Takashi Harada
受入年月日
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 900×550
寸法(その他)
被爆地(旧町名) 皆実町一丁目
被爆地(現町名) 皆実町
爆心地からの距離(m) 2200
数量 1
内容 広島市立第一工業学校電気科1年生だった原田高史さん(当時13歳)は、6日の朝、学徒動員で建物疎開作業に参加するため、広島医学専門学校の校庭に集合していた。集合時間は朝8時だったが、早朝からの警戒警報で引率の先生は遅刻しており、生徒たちは談笑をしながら先生を待っていた。原田さんも大きな建物の近くに友人たちと集まり、寝そべって話をしていた時だった。
背後から爆風に襲われドドド…という地鳴りと同時に、全身にものすごい熱気を受けた。肌を露出していた部分の左顔面、右手首内側、左手の甲、両足首に、学生服を通して左肩甲骨あたりにやけどを負った。目の前は真っ暗闇で火の粉が無数に飛散していたが、徐々に視界が利きはじめ周囲を見渡すと、友達はだれもいなかった。比治山下の電車道まで逃げると、家屋はみな倒壊していた。皮膚が垂れ下がった状態で歩く人の様子は、この世の生き地獄さながらだった。その後、緊急時の集合先として指定された学校へ向かう途中、おばさんに「背中に火がついとるよ」と呼びとめられ叩き消してもらった。夕方、母の栄子さんとやっと再会。栄子さんが掛けた最初の言葉は「高ちゃん、生きとったか」だった。
ブロック別 皆実・宇品地区
展示説明文
展示説明文(英語)
資料性質 被爆資料

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