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トップページ被爆資料被爆市民の国民服

被爆資料

識別コード 3101-0015
資料名 被爆市民の国民服
資料名(英語) National Uniform
寄贈者(カナ) 白井 亀(シライ ヒサシ)
寄贈者(英語) Hisashi Shirai
受入年月日 1977/12/05
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 610×1170
寸法(その他)
被爆地(旧町名) 鶴見町
被爆地(現町名) 鶴見町
爆心地からの距離(m) 1600
数量 1
内容 東洋工業に勤務していた白井亀さん(当時17歳)は、8月6日、広島市街地の建物疎開作業に動員され、動員学徒を含む3,000人の義勇隊員とともに出動した。広島駅で下車し、鶴見橋西側から川筋を四列縦隊で宇品方面(南方向)に向かって行進中に被爆。爆音とともに爆風で川の中に吹き飛ばされた。陸に這い上がり、火災の中、4,5人で助け合いながら逃げた。目の上に穴があいた人、下着姿の全身やけどで逃げる婦女子、あちこちから助けを求める声、生き地獄であった。顔・手・足にやけどを負った白井さんは、東洋工業までなんとか帰り着いた途端、失神。火傷のウミにガーゼが張り付き、ウジが傷口にわいて苦しんだ。ともに出動した3,000人の内、多くの仲間が命を落とした。8月15日、家族の迎えで帰宅できることになった白井さんは、担架で運ばれながら、遺骨の入った白木の箱を抱きかかえた何人もの遺族を目撃。その姿を、生涯忘れることはできなかった。
ブロック別 比治山・仁保地区
展示説明文 この国民服上衣は、白井亀さんが東洋工業から義勇隊員約3,000名とともに、広島市内の区画整理作業に出勤するため、宇品方面に行く途中、爆心地から1,500メートルの鶴見町の川沿いの道路で被爆した時に着用していたものです。猛烈な爆風で川に吹き飛ばされ、その後、比治山に避難し、勤務先の東洋工業にたどりつきました。
展示説明文(英語)
資料性質 被爆資料

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