識別コード | 2101-0901 |
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資料名 | 湯飲み |
資料名(英語) | Tea Cup |
寄贈者(カナ) | 坂本 勇(サカモト イサム) |
寄贈者(英語) | SAKAMOTO Isamu |
受入年月日 | 2017/6/11 |
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) | |
寸法(その他) | 66φ×72 |
被爆地(旧町名) | 吉島羽衣町 |
被爆地(現町名) | 羽衣町 |
爆心地からの距離(m) | 1700 |
数量 | 1 |
内容 | 広島市立造船工業学校の2年生だった坂本末人さん(当時14歳)は、学徒動員先の己斐町で被爆した。学校へ戻ると校舎は全焼しており、末人さんは級友たちと一緒に、校門の門柱のそばで一晩を過ごした。翌7日、末人さんは養父の勇三郎さん(当時47歳)を捜しに、吉島羽衣町にあった勇三郎さんの会社へ行った。そこで見覚えのあったこの湯飲みを見つけ持ち帰った。 湯飲みのそばには、湯飲みに手をかけたままの黒焦げの遺体があった。建物疎開作業に出ていた養母のウメヨさん(当時36歳)も、未だに行方不明である。 末人さんは、この湯飲みを勇三郎さんの形見として大事にし、結婚後は妻に「湯飲みを絶対に割らないでくれ」と伝え、タンスの中で大事に保管していたが、いつしか仏壇に祀るようになり、普段から水を注いで、家族で拝んでいた。 末人さんが亡くなった後、末人さんの家族は、少しでも役立ててほしいと、湯飲みを資料館へ寄贈することを決めた。 |
ブロック別 | 吉島・舟入・観音地区 |
展示説明文 | 湯飲み 寄贈 坂本勇 坂本勇三郎さん(47)の湯飲み。 勇三郎さんが勤めていた吉島羽衣町の会社で、息子の末人さんが見つけた。 湯飲みのそばには、湯飲みに手をかけたままの黒焦げの遺体があった。 |
展示説明文(英語) | Tea Cup Donated by Isamu Sakamoto This tea cup belonged to Yuzaburo Sakamoto (47). His son Sueto found it at his company in Yoshijima-hagoromo-machi. The cup was being held in the hand of a charred body. |
資料性質 | 被爆資料 |