識別コード | 2101-0579 |
---|---|
資料名 | さかずきの受け皿 |
資料名(英語) | |
寄贈者(カナ) | 木村 太矩次(キムラ タクジ) |
寄贈者(英語) | Takuji Kimura |
受入年月日 | 2000/01/26 |
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) | |
寸法(その他) | 73φ×20 |
被爆地(旧町名) | 南観音町 |
被爆地(現町名) | 南観音一丁目 |
爆心地からの距離(m) | 2100 |
数量 | 1 |
内容 | 中島新町の自宅が建物疎開にかかったため、木村家は8月1日に南観音町に引っ越した。父親の義太郎さん(48才)は8月6日会社を休んで市役所へ転居届を出すため自転車で自宅を出たまま被爆、行方不明になった。自宅には母親の貞子さん(45才)と里帰りしていた姉の石口浩子さん(28才)とその子供達(3才の女子と1才の男子)がいた。貞子さんは体調をくずして3才の女の子を連れて添寝していて被爆。倒壊した家の下敷きになったが2人共助けられた。浩子さんは、1才の息子の和利さんを抱いて「お母さん、危ない!」といって外に飛び出したまま爆風で飛ばされて行方不明になった。この杯の受け皿は、義太郎さんが使っていたもの。 |
ブロック別 | 吉島・舟入・観音地区 |
展示説明文 | 父親の義太郎さん(当時48歳)が愛用していた杯。当日、自宅には、母親の貞子さん(当時45歳)と、2人の子どもを連れて里帰り中の姉の浩子さん(当時28歳)がいました。貞子さんは、3歳の子に添寝していて被爆、倒壊した家の下敷きになりましたが2人共助け出されました。しかし浩子さんは、1歳の息子を抱いて「お母さん、危ない!」と叫んで外に飛び出し、爆風で飛ばされ、外出中に被爆した義太郎さんとともにいまも行方不明のままです。 |
展示説明文(英語) | Takuji’s father Yoshitaro (then 48) loved this sake cup. That day, Takuji’s mother, Sadako (then 45), was in the house with her older daughter Hiroko (then 28), who had brought her two children to visit their grandparents. When the bomb exploded, Sadako was sleeping next to her three-year-old grandchild. They were trapped under the collapsed house, but were both saved. Hiroko grabbed her one-year-old son and dashed out of the house screaming, “Mother, look out!” The two were blown away by the blast. The family never knew what became of them or of Yoshitaro, who was outside when the bomb fell. |
資料性質 | 被爆資料 |