識別コード | 1218-0015 |
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資料名 | 双眼鏡 |
資料名(英語) | |
寄贈者(カナ) | 松井 順子(マツイ ジュンコ) |
寄贈者(英語) | Jyunko MATSUI |
受入年月日 | 2011/06/11 |
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) | |
寸法(その他) | 本体170×50×120 革ケース180×80×140 |
被爆地(旧町名) | 皆実町二丁目 |
被爆地(現町名) | 皆実町一丁目 |
爆心地からの距離(m) | 2200 |
数量 | 1 |
内容 | 東京から召集され、見習士官として暁部隊に所属していた松井統治(まついとうじ)さん(当時23歳)は駐屯地(皆実国民学校)の営庭の中央で軍刀を抜いて「右へならえ!」と整列の号令をかけた瞬間に被爆した。大地が裂けるような大爆発が起き、爆風で営庭の真ん中から10m以上の距離を体ごと吹き飛ばされた。ガソリンをかけられ、火をつけられたような熱さに襲われ、地面をのたうちまわった。気がつくと、あたりは真っ暗で、体の下には抜き身の軍刀があった。松井さんの左顔面は火傷で皮ふは黒紫、左目はほとんど開いていないほど水ぶくれになっていた。その後、酷暑の中、遺体収容作業に従事した。作業は悲惨を極め、遺体のむごさにも死臭のひどさにも反応しないほど感覚が麻痺していった。そのころ元気な者が突然発熱し、紫斑が出来、脱毛して亡くなり始めた。倦怠感が続いていた松井さんは毎朝髪を引っ張って確かめる不安な日々を送った。双眼鏡は兵舎にあったものと思われる。 |
ブロック別 | 皆実・宇品地区 |
展示説明文 | |
展示説明文(英語) | |
資料性質 | 被爆資料 |