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被爆資料

識別コード 1202-0088
資料名 はさみ
資料名(英語) Scissors
寄贈者(カナ)
寄贈者(英語)
受入年月日 2018/3/14
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 80×45×3
寸法(その他)
被爆地(旧町名)
被爆地(現町名)
爆心地からの距離(m)
数量 1
内容 寄贈者の父・森荘二さんは、爆心地から2km以内の軍関係の建物内で被爆した。このはさみは被爆の瞬間、どこかから荘二さんのところに吹き飛ばされてきたもの。荘二さんは飛んできたはさみをそのまま地元・牛窓に持ち帰った。その後は荘二さんの妻・睦子さんが亡くなるまで爪切りばさみとして使っていた。
被爆時、荘二さんはひどいやけどを負うとともに大量のガラスの破片が顔や頭に突き刺さった。市内のどこかはわからないが、病院か、救護所に収容され、三日三晩生死をさまよった。その後、実家のある岡山県牛窓に戻り、地元の病院に入院したが、あまりに悲惨な姿に病院内で嫌われた。息子である寄贈者が荘二さんのお見舞いに行こうとしたところ、「子どもは入ってはいけない」と面会を断られるほどだった。また家の近所の人や、自身の両親にさえ疎まれるようになった。
荘二さんはその後回復し、再び働き始めたが、ガラスが突き刺さった跡ややけどの影響は生涯残っていた。

【寄贈者の言葉より】
「両親が亡くなった今となっては、父の被爆について詳しい話を聞くことができません。もう少し聞いておけばよかったと思いますが、当時は聞ける状況ではありませんでした。それでも遺族の祈りを世間に知ってもらいたいと思い、この度、寄贈することに決めました。」
ブロック別
展示説明文 ハサミ
寄贈 匿名
森荘ニさんは爆心地から2㎞内の建物で被爆。
ひどい火傷を負い、大量のガラスの破片が顔や頭に突き刺ささって、三日三晩生死をさまよった。
このハサミは被爆の瞬間、荘二さんのもとに吹き飛ばされてきた。
展示説明文(英語) Scissors
Donor anonymous
Soji Mori was exposed to the bombing in a building located within 2 km from the hypocenter.
He suffered severe burns, and many glass fragments were stuck on his face and head. He hovered between life and death for three days.
This pair of scissors was blown toward him at the moment of the atomic bombing.
資料性質 被爆資料

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