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被爆資料

識別コード 1101-0018
資料名 弾薬箱と同型の木箱
資料名(英語) Wooden Box Shaped Like an Ammunition Chest
寄贈者(カナ) 渡邉 美代子(ワタナベ ミヨコ)
寄贈者(英語) WATANABE Miyoko
受入年月日 2004/12/11
寸法(幅×高さ×奥行)(mm) 440×930×270
寸法(その他)
被爆地(旧町名) 南千田町
被爆地(現町名) 南千田東町
爆心地からの距離(m) 2300
数量 1
内容 寄贈者の父渡邉幸治郎さん(当時44歳)は、陸軍に納める弾薬箱を製造していた。この木箱は疎開用の荷物を入れるために幸治郎さんが職人に作らせた10箱のうちの1つ。当時の南千田町の自宅においてあった。材質は杉で、形は陸軍に納めていた弾薬箱とまったく同じ形のもの。側面の中央に水平に入っている傷はガラス片が突き刺さった跡。横の「主人用」の文字は、幸治郎さんの妻米意(よねい)さんが書いたもの。幸治郎さんは千田町の建物疎開作業現場で被爆、全身に大火傷を負い、帰宅した。大怪我を負った妻を気遣い、歩けるはずのない重傷にもかかわらず、長男と美代子さんに妻をまかせ一人で救護所に行き、似島へ運ばれた。2日後、長男が衰弱しきった幸治郎さんを背負って連れ帰った。幸治郎さんの体には白い薬と火傷の膿の臭気でハエがたかり、しきりと水を欲しがった。苦しみぬいた幸治郎さんは、8月16日の夕方、「寒い…」と言って死亡した。
ブロック別 国泰寺・千田地区
展示説明文 弾薬箱と同型の木箱
弾薬箱を製造していた渡邉幸治郎さん(当時44歳)が、疎開用の荷物を入れるために自宅においていたものです。側面の中央に水平に入っている傷は被爆によりガラス片が突き刺さった跡です。幸治郎さんは千田町の建物疎開作業現場で被爆。一人で救護所に行き、似島へ運ばれました。2日後、長男が衰弱しきった幸治郎さんを背負って連れ帰りましたが、幸治郎さんは、8月16日の夕方、「寒い…」と言って息を引き取りました。
展示説明文(英語) Wooden Box Shaped Like an Ammunition Chest
資料性質 被爆資料

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