識別コード | T0070S001 |
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書名 | 疑惑のアングル 写真の嘘と真実、そして戦争 |
巻数 | |
版数・刷数 | |
叢書名 | |
著者 | 新藤健一著 |
出版者 | 平凡社 |
出版地 | 東京 |
出版国 | 日本(JP) |
出版年 | 2006/05/15 |
言語区分 | 日本語 jpn |
頁数 | 359 |
大きさ (cm) | 20 |
ISBN | 4-582-83323-3 |
目次 | はじめに 7 第一 写真とメディア 11 横田めぐみさん写真の「合成」は本当か 12 確かに見られる「工作」の跡、しかし/迷走した日本のマスコミ ■コラム 横田めぐみさんの写真は「合成」か? 16 9・11テロ事件の謎に迫る映像 21 元祖「映像パロディスト」アマノ、健在/ブッシュの素性と素顔に肉迫した映画「華氏911」/ 9・11テロ謀略説、これだけの理由 イラク戦争における劇的シーンの舞台裏 28 リンチ上等兵の救出-まるでハリウッド映画/メディアの前で倒された大統領の銅像/ 準備されていたフセイン拘束劇/武力よりも情報戦略力が重要な時代 問われる取材姿勢と倫理 41 バグダッドからのテレビ中継/NHKや朝日新聞の「やらせ」/「少女とハゲワシ」 写真の証拠能力 49 沖縄ゼネスト-写真に狂わされた一生/星野事件-渋谷で機動隊員が死亡 ■コラム 幻のモンタージュ写真、三億円事件犯人の顔 64 第二章 見えてきた戦争 67 沖縄 68 普天間飛行場を移設、辺野古崎に滑走路二本の新空港/絶えない核疑惑 辺野古に特殊弾薬庫/ 大学のヘリ墜落現場-米軍が放射線防護服で出動/墜落現場は米兵で固められていた/ 海上のヤグラで抗議行動-北部に一千億円の振興策/「官邸メモ」にみる政府の密議/ 四十年前からあった辺野古の空港と軍港計画/辺野古に次期主力ヘリ「MV22オスプレイ」配備を計画/ 成田規模の大空港、下地島/米空軍中佐も隠密に視察/危惧される自衛隊の基地化/ 基地計画の背後にコンサルタント会社の影/発覚した水増し請求疑惑と防衛施設庁の更迭人事/ 政界人脈を駆使するパシフィックコンサルタンツ 本土の町で 110 三沢基地と「原子力半島」下北の危険度/核兵器を持たずして、再処理能力は世界一/ 「妖怪」を追いつづける地元紙記者/F16戦闘機、三沢沖で模擬弾を投下/ 有事即応戦略拠点になる座間/有事に首都をバックアップする立川/立川の反戦ビラ配布事件に有罪/ 横須賀に原子力空母を配備-米兵が日本人女性を殺害/横浜で世界の軍事企業が一堂に/ なぜ六本木に「米軍基地」が? 第三章 戦場とカメラマン 145 原爆を撮った男たち 150 原爆写真の保存/私は五カットしか撮れなかった-松重美人/木村伊兵衛の抵抗-林重男/ 原爆ネガを隠れて保管-松本栄一/息子に継がれた遺志-山端庸介/ ナガサキを撮った松田弘道、弥永泰正、小川虎彦、森末太郎/被爆者の苦悩を伝える 没後五十余年、キャパ再考 165 焼津を撮っていたキャパ/「崩れ落ちる兵士」の真贋/十字架を背負うことになったキャパ/ キャパが追った「戦争」と「名声」 岡村昭彦-カリスマの光と影 176 「あなたは見たんですか」/戦争取材の原点-東京空襲/今に生きる「シャッター以前」の思想 二人のピュリツァー賞カメラマン 183 澤田教一と酒井淑夫/カンボジアに消えた一ノ瀬泰造と石山幸基 米国で入手した二万九千枚の戦争写真 197 第二次大戦を撮った一級の史料/写真による宣伝戦-満州と日中戦争/ 米側による記録-太平洋戦争/キャパのオリジナルプリント発見-ヨーロッパ戦線/ 水平線を埋め尽くした軍艦-沖縄戦/検閲の下で-朝鮮戦争 エディの遺言 213 「サイゴンの公開処刑」を撮った男/澤田や酒井のような写真が撮りたかった 第四章 写真が偽装する戦争 217 反日感情に火をつけた一枚の写真-あの日、上海南駅で何があったのか 218 日本軍の上海爆撃を掲載した「ライフ」/「ライフ」と「タイム」による世論操作と宋美齢の工作/ 映画スタッフによる巧妙な演出? 写真による工作機関の素顔 235 PUPって何だ?/金井清という男/符合する二つの会社名/名取洋之助の策謀と商才/ PUPは軍の隠れ蓑だった-堀野正雄の証言 「南京虐殺」の写真をめぐって 255 対外宣伝雑誌「フロント」の創刊/南京に入った佐藤振壽カメラマンの証言/ 『南京事件「証拠写真」を検証する』を読む/写真は偽装をやめない 第五章 闇の連鎖の彼方に 271 すべては満州から始まった 272 阿片で作られた潤沢な資金/特殊な仕事場、満州航空「写真処」/ナダール、気球から空撮/ 世界を騙した「偵察衛星写真」 増殖するシンクタンクの不気味 288 わかりにくいその実態/それは、朝鮮でのダム建設に始まった/ パシフィックコンサルタンツと吉田茂 シンクタンクと「沖縄の決断」 305 沖縄県幹部も知らされていなかった海上基地構想/ヘリ基地がなぜ航空基地に/ 姿をあらわしたベクテル-辺野古の空港計画/ODAの窓口、国際建設技術協会/ 沖縄の訪米議員団が受けた「歓迎」/軍事コンサルタントの台頭 最先端映像技術の使われ方 333 注目される日本の映像先端技術/戦争ゲームと軍需/ユビキタスの技術 ここまで来ている日米軍事同盟 343 憲政記念館で日米安全保障戦略会議/果てしなき規制緩和の道 あとがき 353 |
備考 |